Code : U&A OP 07
ケチャは儀式舞踊のサンヒャンから派生したものである。
サンヒャンは元来極めて秘儀性の強いものであり、芸能という形で部外者や
外国人の目に触れてはならないものであった。
ところが、1930年代、当時バリに在住していたドイツ人の画家、ウォルター・シュピースらの
アドバイスによって、 サンヒャンの舞踊の部分を取り除き、純粋な声のガムランと言う形で、
ブドゥル村において初めて儀式から離れた観光芸能としてのケチャが行われた。
当時は、特にストーリーを持たない単純な声だけのリズム合唱を、男たちの激しい身振りにと
もなって行っていたらしいが、その後次第にラーマヤナのストーリーを採り入れ、衣装、仮面など
の道具も華やかなものになっていった。 |